ハーブ旅

ベトナムハーブの世界 vol.4 【エディブルフラワー】

 

EDIBLE FLOWER【エディブルフラワー】
エディブルフラワーとは、食べられるお花のこと。

ベトナムでは、食べ物を隅々まで綺麗に食す習慣があります。

肉や野菜も余すところなく綺麗にいただく姿勢は、命を無駄にしない感謝の表れでもあり、素敵だなと思います。

お花もそのひとつで、いろんなベトナム料理に使われているのを知り、「花って食べるのか!」と最初はすごく驚いたことを覚えています。

今日は見た目も綺麗でかわいらしいベトナムのエディブルフラワーをいくつか紹介しますね。

目次

かぼちゃの花

かぼちゃの花を使ったベトナムの家庭料理。

雄しべや雌しべを取り除いた花の中に、豚ミンチや刻んだ野菜が詰め込まれています。

お花は特に気になる匂いなどもなく、食べやすいです。ベトナムの家庭料理を扱うレストランに行けば、誰でも食べることができます。

かぼちゃの花は比較的どこのスーパーにも陳列されていて、ベトナムでは一般的によく食べられているのが伺えます。

市場の近くではこんな風に自転車に乗っけて売っていることも。

 

ニラの花・夜来香

これは、Lẩu Hoa (花鍋)と呼ばれているもの。

トマトベースの酸っぱ辛いスープがとても美味しいです。
鍋の材料となるお花は、かぼちゃの花・ニラの花・ティンリー(夜来香)など。

見た目がとても可愛くて美味しいので、友人がベトナムへ遊びにきてくれた時には必ず一緒に食べに行きます。

ティンリーは牛肉と炒めた家庭料理もあり、スーパーでもよく見かける食材です。

バナナの花

バナナの花って見たことがなくて、そして実際に目にした際、花っぽさがゼロなことに驚きました。笑

細かくスライスしたものを、ブンボーと呼ばれる麺料理(美味しいよ!)のトッピングによく使われています。シャキシャキした食感が私はすごく好きで、いつもたっぷり入れちゃう。

他にも、和え物やサラダにしたりと日常的によく食べられているお花なのです。

 

キダチデンセイ

Hoa điên điển と呼ばれるマメ科の植物です。

小エビと炒めたこの料理は、ベトナム南部のドンタップ省を旅した時に食べました。

このお花はスーパーで見たことはなく、あまり一般的ではなさそうなのですが、市場にいくと比較的見つけやすいそうです。

このお花もあんまり味は感じられず、花びらの柔らかさが食べやすい、けっこう好きな料理でした。

 

おわりに

今回は、ベトナムのエディブルフラワーをご紹介しました。他にも、ハスの花や茎・ココナッツの茎・バタフライピーなどいろんなお花が食事に取り入れられているのでまた追ってご紹介してきます。

「仲間で一緒にご飯を食べること」を何よりも大切にしているベトナムの食事は、とっても奥が深く日本では見かけない食材を見つけるのも、とても楽しいです。

いつかベトナムを旅行される際には、ぜひ試して見てください^^

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