セルフケア

PMSの改善に!知っておきたいハーブ2つ

先日、久しぶりに友人と会って話したPMSのことが衝撃的で忘れられません。

じつは私自身はあまり悩んだことがないこともあり、PMSがどんなものなのかよく知りませんでした。想像以上に辛そうな友人の話を聞き、とてもショックを受けてしまったわけです。

というわけで今回はPMSの改善に効果が期待できるハーブ2つ:レッドクローバーとヤロウについてご紹介します。

目次

月経前症候群:PMSとは

月経前のイライラや情緒不安定、胸の張り、むくみ、体重増加など、精神的あるいは身体的症状のことを「月経前症候群」という。月経前の3~10日の間に起こります。イライラなどの精神的症状が強い場合、家族や職場の人間関係に悩んでしまうことも。ほとんどの場合、月経の開始に伴い、症状が軽快もしくは消失していくのが特徴です。

参照ドクターズファイル

PMSの原因は女性ホルモンのバランスが崩れることによると言われています。その症状は個人差によるものが大きく、ひどい症状に悩まされている友人は以下のような症状が出るそう。

  • 動けなくなるほどの腹部の痛み
  • 睡眠薬を飲んだかのような強烈な眠気
  • ちょっとしたことでイライラする
  • 些細なミスを気にし過ぎて全てがどうでもよく思える
  • なんだか分からない悲しさで急に泣いてしまう
  • へこみ過ぎて存在意義が分からなくなってしまったりする

これを聞いて、自分との差に衝撃を受けてしまった私です。PMSの症状は、軽いものから重いものまで200種類以上にも及ぶそう

こんな症状を抱えて仕事なんて出来るわけがありません…私のようにほぼ症状がないような軽度の人もいる一方で、友人のように重く辛い症状の人もいるということは、生理のない男性も含めてPMSが辛くない女性にも知ってほしいことだなと思いました。

PMS改善に有効なハーブ2つ

PMSを改善するには以下のポイントが大切です。

  • PMSの原因となるホルモンのバランスを整えること
  • ホルモン代謝をあげる肝臓の働きをサポートすること
  • 個人の体のバランス(貧血、食生活、体重の増減など)を見直すこと

これから紹介するハーブを含め植物療法の世界では、PMSの改善に子宮の収縮を促すハーブを用います。そのため妊娠の可能性のある方や、妊娠中や授乳中は使用を避けるよう注意してください。また、抗血液凝固作用もあるため、血栓治療薬などと併用しないでください。

月経不順に、レッドクローバー

【有効成分】イソフラボン類・揮発油

  • イソフラボンは女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きをするため、ホルモンバランスの崩れが原因で起こるPMSや月経痛、月経不順などの女性特有の悩みに対する効果が期待できる
  • ほてりや発汗、不安などの更年期の症状を緩和する作用もある

エストロゲンの分泌に関して促進と抑制のどちらの作用も持っており、不足すると補い、過剰になると抑制するのでバランスを整えてくれるとても優秀なハーブなのです。

 

痛みの緩和に、ヤロウ

【有効成分】アズレン(抗炎症作用)、揮発性油

・抗炎症作用をもち、炎症や痛みを沈める働きがある
・痛みを伴う筋肉の痙攣を和らげてくれるので生理痛の緩和が期待できる
・揮発性油に効能があるので、お茶にする場合はティーポットの蓋は閉めて湯気を逃さないように

昔から兵士の傷をいやす薬草として使用されてきました。傷ついた体の組織の成長を促進する働きに優れています。フレッシュやドライハーブのチンキやお茶にすると良いです。ただし薬のような苦味がするので、蜂蜜と合わせたりシナモンなど(体を温め血の巡りを良くしてくれる!)と一緒にとるのがおすすめです。

一緒に合わせたいハーブ

そのほかに気になる症状を改善したいなど上記ハーブと合わせて摂取すると良いハーブを少しご紹介します。

イライラ:精神を落ち着かせるカモミール
胃が弱る:粘膜の炎症を和らげ、保護してくれるマシュマロウルート
月経過多:出血量が多い方はレディースマントル
むくみ:利尿作用・水分調整をするタンポポ
不眠症:神経系を落ち着かせるパッションフラワー

摂取量などの決まりはありませんが、月経の2週間前くらいからハーブティーとしてお好きなときに取り入れるのが手軽で良いと思います。体質を変えるには細胞が入れ替わると言われている3ヶ月ほど続けてみることがおすすめ。飲みにくいと感じたら蜂蜜やミルクを入れてみたり、自分に合うもスタイルも楽しみながら見つけてみてください。

おわりに

肝臓はホルモン生成に必要な成分を合成する場所です。お酒や油の多い食事を控え肝臓に負担をかけない食生活をしたり、合成洗剤などケミカルな物質を避ける、といった根本的な要素も大切です。

化学石油系シャンプーをやめたら生理痛がピタッと止んだという人もいるほど、人の体はそれぞれ異なっています。ですので症状の改善方法も一様ではありません。

自分と相性の良いハーブを探してみたり、記録アプリなどを活用して体の変化を発見したり、楽しみながらオリジナルのPMS改善法を見つけてほしいなと思います。

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